世界の主婦

韓国在住の日本人主婦が綴るブログ。

韓国から巻き起こる第二次鳥肌実ブーム

 

ああ、なんというのか、日本語で不真面目なことを書きたい。

 

日本のカルチャーは素晴らしいですね。

先日鳥肌実(今やデブ)のツーショット写真を友達に見せられた私がそう思い始めました。

今更鳥肌実。今更感すら楽しむ私たち日本人のカルチャーエンジョイ力。

今更だから、昔は容姿端麗だった人が、

今じゃあのデブな姿だから、ハゲだから、チビだから、変態だから、なんか良いのです。

経年劣化を楽しむ心は人の心を豊かにします

そしてまた昔の写真を見ていると不思議なことに、

「なんで男性は皆ポマードをつけた七三じゃないの?」

とすら思われてくるあの魔力。

体毛の薄いあの人のハゲはきっとポマードハゲ。いわば職業ハゲです。仕事に熱心な男の真心を感じます。

 

 

写真を漁っていると

フライデーされた記事があったようです

口説き文句は

「霊柩車でお迎えにあがります!」

この女性はついていかなかったというけれど。

霊柩車で迎えに来てくれる男性についていかない女性の気持ちがわかりません

 

その非常識な生き方はパンチパーマでボディービル部だった私の元彼を彷彿とさせてくれます

常識を覆して笑わせてほしい

度肝を抜いてほしい

フレディーマーキュリーのような変態性溢れる美しいポーズで決めてほしい

それらの満たされぬ思いが私をなぜか今更鳥肌実へと導いたようです

若い頃の鳥肌実には全く興味を持ったことがなかったのは

当時は周りにそういう属性を持った原石的な人間がチラホラいたからでしょう

私は既に光の当たっている人間にはあまり興味を持たない性質なのです

 

ところで私の父方は禅宗のストイックめな血が流れる家柄のせいか

教育されずとも高校生の時から自ずと偶像崇拝が禁止されています

偶像崇拝を内的に好まない私は基本的にメディア内の人間を慕うことはありません

ですので鳥肌実が好きだなんて、あの人を心の偶像に祭り上げようとしているだなんて

ましてや韓国在住の身では、口が裂けても言えないはずなのですが、

先日配偶者に写真を見せました

初めは若かりし頃の美しい軍服姿を見せます

不穏なものを感じ取った彼にすかさず、「ノンポリなんだって」。

その次にデブな写真を見せます

デブでハゲでおちゃめな写真を見せて、「この人、超かっこいいの」と言います

これでむしろ配偶者にうっすら自信を与えられたのではないでしょうか

 

実は私の中にある思想犯的な欲求も満たします

このご時世、私の内側にあるタブーを犯す思想犯的な欲求は妄想で満たすしかないのです

老いた資産家の私は、彼に闇ブローカーから取り寄せた従軍慰安婦像を贈ります

ことり事務所に届けられた大きな荷物をビクビクしながら開ける実

開けてすぐに訳も分からぬまま感動して喜ぶ実

すぐに霊柩車の助手席に少女を乗せて走る実

 

少女と実 二人はさぞ複雑な経緯を経て愛し合うことになった・・・

と皆様はお思いになり、また同時に夏江さんのことを不遇に思い心配するのでしょう

でもよく考えてみてくださいな

彼らの恋仲は夏江さんと出会うもっと前からあったこと。

そして軍人と慰安婦の恋仲は手段が目的と化した麗しき瞬間であることを我々は察せねばならないのです

不倫だの何だのと文春に書かれてもその文学的美しさを想像する力があれば屈することはないのです

千と千尋・・」に出てくる豚のようにファンを食い散らかしていた実の心のうちには、いつもこの少女のことがあったのです

 

韓国在住の資産家から鳥肌実に贈られる2体目3体目の慰安婦は徐々にリアルさを増したドールになり・・・

(もしかすると途中で1000万のキムヨナ像になり)

その造形が見事なあまり 

実(みのる)は彼女をついぞ舞台上に連れ出します

そして彼と少女は舞台上で互いを慰め合い

遂に国際的な和解を果たします